吊り天秤を改良し、作業性アップ!
- 吊り天秤
解決前
・複数本の鋼管を一度に吊り上げるために、特注の吊り天秤を使用している。・上部はワイヤ4本掛けでクレーンで吊り上げている。
・下部はスリングを引っ掛けるフック形状の長方形型の吊り天秤。
お客様が抱えていた課題(顧客要望)
・現状使用している吊り天秤はワイヤ4本掛けでクレーンで吊り上げているが、揚程が4m程度しかない。・そのため吊り上げ時の経路に高さのあるものがあるとぶつかってしまう。
解決策(提案内容)
・直接クレーンフックを吊り天秤に引っ掛けて吊り上げる吊り天秤に変更した。・クレーンフックを引っ掛ける吊環は、クレーンフックに取り付けやすいように少し高さをもたせ、作業性を考慮。
・吊り天秤は、安全率5倍以上を確保している。
・吊り天秤の質量は、クレーンフックが2.8t吊りであることを考慮し、2tの鋼管を吊り上げられる質量にした。
・フックにはそれぞれ既製品の外れ止めを取り付けた。既製品にすることで安価に製作でき、また交換も容易。
・その他、既存の吊り天秤が持つ機能を確保。
鋼管を複数吊り上げるので、隣り合う鋼管が干渉しないフックのピッチを確保。
吊環、フックとも接触部をR形状にして、スリングベルトの摩耗を抑える。
→ 吊り作業の作業性の向上!